闘病記

幼くして天国へ召されたミロン闘病記です
2003/06/06    二回目の予防接種
今日は2回目の予防接種です
相変わらず柔らかめの「うんち」をすることが多いので変だなとは思うもののそれ以外何の変調もないし、この症状だけでは獣医さんも
「猫伝染性腹膜炎」など解るはずもなく予定通り2度めの予防接種を受けました
 
このころの(元気なころの)写真があまりありませんがデジカメがすぐ傍になかったのと何よりミロンがこんなに早く逝ってしまうなんて考えてもいなかったためです
 
2003/06/12    病気の兆候
いつもの仕草で「熊さん」の毛布に前足で「モミモミ」して「チュッチュ」している姿を見て息子が「ちょっとお腹が膨れているような気がする」と言った時からミロンの明らかな病気の兆候が表面に表れました
もちろん私たちには猫伝染性腹膜炎という病気の知識がある筈も無くもう少し様子をみることにしました
2003/06/13    元気がないミロン
今日のミロンはお腹の膨らみは昨日と変わりませんが気にしだすとご飯を食べてもいないのに確かにおかしいですし今日は大好きな猫じゃらしのおもちゃも目では追いかけますが体がだるいのか反応しません
明日朝一番で獣医さんに連れて行くことにしました
2003/06/14    病名の宣告
朝いつものかかりつけの獣医さんへ行く
ミロンの腹部を触診し腹水の一部を検査のため抜きます
検査結果が出るまで少し時間がかかるとのことで妻とミロン共々待合室で検査結果がでるのを待ちました
次に診察室へ入った瞬間先生の表情からただの病気ではないと察知できましたが宣告された病名は 猫伝染性腹膜炎 でした
病気についての説明を順番に丁寧にしてくださる先生の言葉を必死にきいておりました
(妻は泣き出しているため私まで動転する訳にはいきません)その中で
・根本的な治療方法が無いこと
・対症療法としてインターフェロン注射と抗生物質投与での病気の進行を抑えることが今できる唯一の方法だということ
を何とか記憶に留めました
インターフェロン注射については最低3回は実施し様子をみたいが高額なためどうしますかと訊かれましたが選択の余地はありませんからとにかくよろしくお願いしますと先生におまかせしました
そして早速一度目のインターフェロン注射をし次回は明後日ということで帰宅しました
ただ我が家には”もも”がいるため感染する可能性があると気が付き質問したところ
ウィルス自体は感染力が弱いから隔離はしなくても構わないとのことでした
2003/06/15    ミロンの様子
お腹の様子は昨日と変わらない
ご飯の時とおしっこ・うんちの時はちゃんと歩いて行くもののその健気さに思わず涙を誘われる
”もも”が遊ぼうと誘うがもちろんミロンにそんな元気はないので”もも”もおかしいな?と思っている様子だ
今は自宅でネットができないので明日から会社で昼休みにこの病気についての情報を入手してみようと思う(あまり堂々と言えることではありませんが)
2003/06/16    二度目のインターフェロン注射
二度目のインターフェロン注射です
ネットで検索したところやはり完治したとの情報は(確定できるものは)一件も無く
病気そのものについての情報から隔離したほうが良いかなとは思いましたが、まさか今更ケージに入れることはとてもできませんし
(試しにケージに入れると「何でこんなところへ入れるの」というようにいやがります)
結論としては
・ミロンがあまり動かなくてもいいように一番よくいる場所の居間へもうひとつトイレを用意することでミロンの負担軽減と尿からの”もも”への感染を予防する
(”もも”は長年使っている洗面所前のトイレしか使用しないことが予想できた)
・ミロンの食べ残しを”もも”が食べないように食事の時は常に見張る
今の食事の方法は缶詰を朝・晩一度づつでドライフードは日中ある程度の量を置きっ放しにしているので完全な予防はできませんが缶詰の食べ残しを”もも”が食べることだけは防ごうとしました
当然食器もその都度洗剤で洗います
・水も器を増やし少しでも分散することを願いました
2003/06/18    三度目のインターフェロン注射
三度目のインターフェロン注射です
当初今日までの三度の注射で対症療法としてインターフェロンがミロンに有効かどうかのある程度の結論を出す予定でしたがお腹の膨らみは一向に改善の様子はなく素人目にも効いているとは思えませんでしたが、もし注射によって進行が少しでも遅くなり一日でもミロンがながく生きていてくれるのであればとの想いから引き続きインターフェロンの治療をお願いしました
今回までは1日おきでしたが次回は2日後です
2003/06/19    今日のミロン
お腹の膨らみは相変わらずだが食欲はある
(特にチーズは大好き→我が家に来たころのミロンがチーズが大好きだということを最初に発見したのは妻で妻が夜食べているとおねだりしたので試しに食べさせたら、これがもうとんでもないくらいガツガツ食べた)この話を獣医さんにしたところ発病前は→塩分が多いのであまりたくさんあげないようにと注意をうけた程でしたが発病後は好きなだけあげてくださいということになりました)
ただこのチーズが大好きだということは今大変役に立ち 薬を飲ますのに重宝している
2003/06/20    初めてのお漏らし
今日は夜11時半ごろお気に入りの”熊の毛布”に「ちゅっちゅ」していて「おしっこ」お漏らししてしまいました(腹水の影響でわからなくなってきているのだろうか)お腹の膨らみは気のせいか昨日より少ないように見える
発病(気がついてから)一週間 発病前は猫じゃらしとかおもちゃは”もも”に遊ばせたくてもみんなミロンが独り占めしていたのに・・今は目で追っているだけ 本当は走り回って遊びたいだろうに・・本当にかわいそうだ
2003/06/21    四度目のインターフェロン注射
四度目のインターフェロン注射だが今日は別の注射(先生が何か説明されたけど覚えられなかった)も一本打ったし錠剤も一種類変更になった
食事は子猫用の缶詰を2回に分けてペロッと全部たいらげた
「うんち」は柔らかめだが3度しました
2003/06/22    おしりの毛を切る
「うんち」が尻尾の付け根付近にこびりついているので少し回りの毛を切る お腹の膨らみで自分でおしりが舐めれないから・・これからはおしりをふいてあげないといけない
食欲は昨日までと同じで「うんち」は2回まあまあの普通便でした
ミロンは我が家に来てからワクチンを含めると6回注射を打っている(本数は10本ほど)まるで注射を打たれるために生まれてきたようなものだ
お風呂に入ろうとしたらヨロヨロと洗面所までついて来てゴロンしてた 今の時間起きているのは俺だけだから人恋しいんだよね
2003/06/23    もうパンパン
ミロンは昨日より体がだるそうだ
食欲はあり うんち2回普通便 ただまたおしっこはお漏らししました
どんな格好で寝転んでも苦しいのか寝返りばかりうっている・・何もしてやれないのがくやしい もうお腹はパンパン状態なので腹水少しは抜いたほうがいいんじゃないかと思える。明日獣医さんにきいてみよう
夜母さん(妻)がヨーグルト食べてるとおねだりに来る その仕草は元気なころのままなのに・・寝ている姿はお腹パンパンで本当にかわいそう
2003/06/24    五度目のインターフェロン注射
お腹がパンパンなので今日は発病以来初めて腹水を300CC抜いてもらう
実は当初私たちは腹水がたまれば抜けばいいんじゃないかと単純な質問を獣医さんにしたところ今の獣医学でわかっていることは腹水を抜くと急激に弱るということだと説明されていて胸にまでたまるようであれば抜くかもしれないとのことだった つまり今日は腹水が限界に近く胸まで影響がでる可能性があると判断されたのだろう
帰宅の車中妻がキャリーバックの中からミロンを出し抱っこしていると急に元気になり車の後窓まで行き探検を始めた これなら大丈夫だと思わず妻ともども泣いてしまった(運転中にもかかわらず)これからはパンパンになる→腹水抜く これを繰り返せばずっと病院通いでも助かるんだと思いましたが、それがとんでもない勘違いであったことはすぐにわかりました
帰宅後ミロンは走って半月振りにキャットタワーの2段目に上り爪砥ぎボリボリ 食欲旺盛でしたが2時間ほど経った午後10時ころから容態が一変しグッタリ状態になってしまいました
25日0時半:眠っているミロンの鼻先へチーズを持っていくと食べたのでいきなり今日明日逝ってしまうことはないだろうと思う
腹水を抜くとそれまで毎日時間をかけて叙々にたまっていた悪玉が大量に抜かれることにより一気に活動力を高め急速に増殖しようとするため体力にも一気に負担がかかるんだろう
0時50分:抜いてもらった腹水が急激にたまってきている 何よりも呼吸が速くて苦しそうだ
1時00分:症状が落ち着きいつもの腕枕スタイルで眠っている もう今日は大丈夫だろう
ふとテーブルの上を見ると人間の晩御飯のおかずが残っている ミロンが元気だったころは変なものを食べるといけないので全部片付けていたのに今はそんな心配をする必要もない→テーブルに飛び乗ることは有り得ないから でもイカの煮物は戸棚にしまっておきます
2003/06/25    小康状態
昨晩はとても心配だったけど今日は朝からちゃんとご飯食べることができたのでホッとしました 一回に食べる量は元気なころの半分くらいだが獣医さんにいただいたチューブ入りの栄養剤が大好きなのとチーズも相変わらずお気に入りなので間食で補ってるところもあるが食欲があるうちは絶対大丈夫だから
がんばるんだぞミロン
2003/06/26    微妙な変化
食欲はあるものの全体的には昨日より元気がない 「おしっこ」お漏らし2ヶ所 「うんち」はトイレの前でしていた 「おしっこ」はこれまでも何度かあったが「うんち」は初めてだった。
トイレまでは頑張って行ったのにトイレの中に入ることができず外へしてしまったと思われる状況だった(それだけお腹が張ってきたのと体力が低下したということだ)
トイレのカバーを外して少しでも入りやすいように低くした もっと早く気づいてやれない自分に腹が立つ
”もも”が盛んにミロンを遊びに誘うがもちろん応じられる訳も無くその光景がまた一段と悲しく写る
今トイレから戻り私の横でゴロンしているが体を触ると骨が浮き出ているのが解る 食欲はそれなりにあるにもかかわらずどんどん痩せていく 栄養はみんな悪玉が持って行っているようだ
2003/06/27    六度目のインターフェロン注射
今日の注射は体力が落ちてきているので一本だけです(いつもはインターフェロンだけで2本打ちます)獣医さんがまた違う治療方法を提案してくれた いつも真剣に取り組んでいただき本当に頭が下がる
こちらの獣医さんにはもう十年以上お世話になっているが、いつもこちらが恐縮するくらい診療費が安く何より動物本位の治療をしてくれるので一度お世話になってからは二度と他の動物病院へ行くことは無くなった
この間一度引越しをしたので現在私が住んでいるK市からN町のこの獣医さんへ通っているのは我が家だけと仰っていた(K市には動物病院が五つほどあります)
 
ミロンのお腹はまた大きくなり以前より体力が無い分トイレへ行くにも休憩しながらとなってしまったので移動をあまりしなくていいようにミロンがよく居る居間のソファの傍へトイレを置いてあげる
チーズもチューブの栄養剤も食べるが主食の缶詰をあまり食べないので、栄養剤やチーズを缶詰に混ぜてあげる
トイレでは腰を浮かす姿勢がとれなくなり「うんち」も「おしっこ」も同じ格好でしている
24日に腹水を抜いた後の急激なショック状態を目の当たりにしているので、これだけ体力が落ちてしまっていたら二度と腹水が抜けないことは明白だ
希望は持ち続けたいが・・・がんばれミロン
2003/06/28    下降線
今日は発症以来最悪の体調だ
チーズを細かく切ってあげるとやっと少し食べるくらいでチューブの栄養剤も殆ど口にしてくれない
「おしっこ」はトイレ2回、お漏らし1回 あとは水を飲みに行く時にフラフラと行くがそれ以外は殆ど寝たきり状態(一度だけ”もも”につられてタワーで爪とぎをした)
こんな状態にもかかわらず私がお風呂から出てみると知らない間に洗面所に来て「ちょこん」と座って待っていた【今にして思えば「もうすぐお別れだから少しでも一緒にいたいんだよ」と訴えていたのかもしれない】
腹水を抜いてからは明らかに容態が悪化した だからといって抜かなければ胸へも影響したかもわからないのだから他に方法は無かったわけだし 本当に恐ろしい病気だ
明日はまた病院です
 
2003/06/29    最期通告
予定では今日は七度目のインターフェロン注射ですが朝起きてミロンを見た瞬間とてもそんな状態ではないことは私たちでも察することができるほど容態が悪化していました。
妻と獣医さんの日曜日の受付時間ぎりぎりまで迷いましたが結局病院へ行き最後の診断を下してもらうことにしました
獣医さんの診断は予想通りのもので、あと3・4日ではとのことでした(この時安楽死についての先生の説明があり基本的にこの病気は「痛い」病気ではなく「だるい」病気だから最期まで看取ってあげて欲しいとのことでしたが、むろん私たちもそのように返答しました)
発症依頼手厚く親身に対応していただいたことにお礼を申し上げて病院をあとにしましたが診察室を出る前から妻は周りの目も気にせず、ずっと泣きっぱなしでした。
ミロンはペースト状の栄養剤をスプーンに入れてあげたものをペロペロと弱々しくなめるだけでしたが夜母さんのアイスクリームをおねだりしてほんの少しだけ食べたよね
「うんち」も「おしっこ」も完全に感覚がなくなっていたからおしりのまわりは拭いても拭いてもグシュグシュでした・・きれい好きな子がこんな姿になるなんて・・ミロン自身が一番つらいにきまっているけどもう感覚がないんだから仕方ないよね
2回目のワクチン接種が終わり一週間ほど様子を見てからシャンプーをしてあげようと予定していてネットで「長毛種のシャンプーについて」の資料を読み準備していたのについに一度も我が家ではシャンプーができませんでした 我が家に来たころは「下痢」つづきでワクチン接種も延ばすくらい体調が安定していませんでしたが結局最期まで一度として安定した体調だったことがありませんでした(ミロンが家族になってからの毎日の人間の話題はミロンの「うんち」が柔らかいのか普通なのかと確認することから始まっていましたから)
獣医さんはあと3・4日でしょうと言われましたがそれが気休めであることはもう疑う余地もないほどミロンは衰弱してしまっています
2月27日生まれの満4ヶ月と2日 人間であれば4・5歳 こんなに幼くして将来を病魔に奪われてしまうミロン(まだ立ち直るんではないかと思いたいが目の前にいるミロンを直視したらそれが夢であることに気づく)あまりにも悲しすぎる
ポコ(♂犬)は平成13年11月23日に十六歳で天寿を全うし、チビ(♀猫)は平成14年7月13日に乳がんで十一歳で亡くなったけどそこには十何年という期間がありそれぞれたくさんの想い出を作ることができた 単純に生きた期間だけが全てではないにしろ短すぎるよ・・ミロン
2003/06/30    最期の日
最期の別れの日が現実のものとなってしまった
朝ミロンの呼吸は弱々しかったが、傍でずっと頭を撫でていると頭の向きを変えたりしたので何とか今日は大丈夫かなと思えた
しかし2時間ほど経ったころ撫でていても目がとろんとして反応が弱くなってきたのでもう永くはない というより今日が最期になるだろうと予想できた
そしてそれが現実となりミロンは逝ってしまった
家族それぞれに最期のお別れの声無き声を残して・・・
 
ミロンは亡くなって初めて体をきれいに洗い今座布団の上で横たわっています
まるで「気持ちいいー」といっているように
生前は体調が安定せず(その間予防接種もあったし)一度もお風呂に入れてあげれなかったけど女の子だもん きれいになって逝きたいしきれいになって生まれ変わりたいよね
 
今夜はおやじのふとんのとなりでいっしょに眠ろうな

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Last updated: 2003/10/5

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